民事・家事当番弁護士制度による法律相談

刑事事件の被疑者として警察に逮捕されている人が、弁護士と即座に面会をして、早期の釈放を含め、みずからの権利を擁護することができるようにするための制度として、地域の弁護士会による当番弁護士制度があることはよく知られているところです。



しかし、世の中には刑事事件だけではなく、借金の支払いをめぐって業者から訴えられたとか、離婚をめぐって配偶者から調停の申出があったといった、民事事件の当事者とされてしまうことも珍しくはありません。



こうした場合、ふだんの生活をしている中で、いきなり裁判所から呼出状が届くなどするため、混乱してパニックになってしまい、冷静な判断ができなくなってしまうことも多いものです。



そこで役立つのが、法律の専門家である弁護士に対して相談をするという方法で、現在ではそのための民事・家事当番弁護士制度とよばれる制度が整備されています。こうした民事事件の当事者になってしまった場合に、弁護士会に連絡をすれば、1回あたり30分程度の法律相談を、当番となっている弁護士がすぐに受け付けてくれ、しかも初回相談料は無料というものです。



刑事事件ではなく、民事事件であったとしても、法律のくわしい知識がないと、手続きの不備などによってさまざまな不利益をこうむってしまうことは避けられません。



そこで、みずからの主張を通し、権利を守るためには、民事・家事当番弁護士制度のような便利な制度を最大限に活用することが求められます。



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